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太ってる人がマシンピラティスを始めるべき理由!メリット・注意点・スタジオの選び方

「マシンピラティスは痩せますか?」という質問は非常に多いテーマです。しかし、ネッ ト上には誤解を招く表現が溢れており、正確な情報が届いていないことが現状です。この記事では、マシンピラティスがなぜダイエットにいいのかをじっくりと解説していきます。

なぜマシンピラティスは痩せるのか?

ここでは、“マシンピラティスとダイエットの本当の関係”を整理します。
誤解を恐れずに言えば、マシンピラティスは「カロリー消費が大きい痩せる運動」ではありません。
しかし“痩せやすい身体”をつくる科学的な理由があります。
SNSや広告で「ピラティスで痩せる!」という言葉を頻繁に目にします。 しかし、これは厳密には正しくありません。

・ ピラティスそのものの消費カロリーは高くない
・インナーマッスルを鍛えても基礎代謝はほぼ変わらない
・マシンピラティス単体で体脂肪が大きく減るという研究はほとんどない

これを読んで「えー、もうマシンピラティスじゃない運動にしよう」と思ったあなた、も う少し待ってください。

では、なぜ「マシンピラティスで痩せた」という人が多いのか? 答えはひとつ。
マシンピラティスは体重計の数字を減らす運動ではなく、 “太らない身体”“痩せやすい身体”を作る運動だからです。

つまり 減量の直接原因にはなりにくいが、減量の成功率を上げ、体重変化に伴う姿勢不良 や、運動障害を減らす運動なのです。 ここからは、太っている人がピラティスを始めるべき理由を科学的根拠とともに詳 しく解説します。

太っている人がマシンピラティスを始めるべき5つの理由

太っている人が運動を始めるとき、最初の壁になるのは「関節の負担」「動きのク セ」「疲れやすさ」「継続の難しさ」などがあります。マシンピラティスは、これらの問題を同時に解決できる非常に優秀な運動といえます。ここでは、その理由を 5つに分けて説明します。

関節への負担が少ない状態で、安全に筋力をつけられる

体重がある人にとって、運動を始めるハードルは決して精神面だけではありません。
実際には、肉体的な負荷、特に関節への負担が非常に大きくなりやすいという 問題があります。最初に痛みが出やすいのは「膝・股関節・腰」です。
ここに負担が集中すると、本人の努力とは関係なく運動自体が継続できなくなりやすいのが現実です。

  • 体重支持運動の落とし穴

ランニング・スクワット・ジャンプ系のトレーニングなど、「一般的なダイエット で推奨される運動」にはメリットがある一方で、体重×回数×地面反力(着地衝撃) という物理的負荷が、関節・腱・靭帯に積み重なります。

もともと関節まわりの筋力が弱いまま行うと、

・膝に痛みが出やすい

・股関節の詰まり感・張り感が強くなる

・腰に疲労や張りが溜まりやすい

といったトラブルにつながることがあります。 すると、 痛みが出る→運動できない→消費エネルギーが減る→さらに太りやすくなる。という負のループに入りやすく、頑張っているのに結果が出ない...という状態になりがちです。

  • マシンピラティスは関節を“守りながら鍛えられる”

リフォーマーやキャデラックに代表されるピラティスマシンは、スプリングの抵抗 とサポートによって身体を支える仕組みになっています。
第二次世界大戦時の負傷 兵のリハビリから発展したアプローチともいわれ、筋力が弱い人・痛みがある人で も安全に動作を行えるよう設計されています。

マシンがサポートすることで生まれるメリットは、

・ 体重を受け止めてくれるため、関節に衝撃が集中しない

・動きの軌道が安定し、フォームが崩れにくい

・余計な力みが抜け、狙った筋肉に刺激を入れやすい

・痛みがある人でも実施できるエクササイズの選択肢が多い

という点にあります。

これは「きつい運動だから効果が出る」という考え方とは正反対で、正しく動ける 環境をつくることで安全にトレーニング量を積めるという考え方に基づいています。

結果として「続けられる体が変わる」
太っている人が運動でつまずきやすい最大の原因は「根性不足」でも「やる気」で もありません。
痛み・不快感・怪我によって継続が途切れてしまうことです。
マシンピラティスは、 無理をさせず関節を守りながら必要な筋肉だけをしっかり働かせるという環境をつくるため、継続しやすく、筋力・体力を安全に積み上げることができます。

その結果、太っている人でも

・「痛いから続かない」を避けられる

・運動を習慣化しやすくなる

・確実に身体の変化が積み重なる

という好循環に入りやすくなります。

姿勢が変わると「見た目」は劇的に変わる

体重がほとんど変わらなくても、姿勢や身体の使い方が整うだけで見た目は大きく 変わります。
これは、骨や関節の位置関係が整うことで、筋肉や脂肪の“見え方”が 変化するためです。

たとえば、以下のような変化があります。

・骨盤後傾では、下腹が前に押し出されてぽっこりして見え、猫背傾向になりやすい

・骨盤前傾でもお腹全体は前に出るためぽっこりして見え、同時に腰が反って背中やお尻のラインが強調される

・肋骨が開く(リブフレア)と、くびれが消え胴回りが太く見える

・猫背で胸椎が丸いと、体幹が厚く見え肩周りが大きく見える

・股関節の使い方がアンバランスだと、太もも前に負荷が集中し脚が太く見える

これらは脂肪が増えたわけではなく、姿勢の崩れによってシルエットが歪んで見える現象です。

マシンピラティスは姿勢に直接アプローチできる

マシンピラティスの特徴は、身体の使い方や骨格のバランスを整える点にあります。具体 的には次のような点が改善されます。

・呼吸と胸郭の動きの調整

・背骨の可動性と安定性の向上

・骨盤の位置と安定性の改善(前傾・後傾の偏りを整える)

・関節と筋肉の使い方のバランスを再教育(再学習)

これらの機能が整うことで、本来の骨格ラインが現れ、シルエットそのものが変化します。
その結果、体重が変わっていなくても「痩せた?」と周囲から言われることが多くなるのです。

インナーマッスルが働くことで“代謝の高い動き方”に変わる(NEAT増加)NEAT(非運動性活動熱産生)とは、「運動以外の日常生活で消費されるエネルギー」のことを指します。掃除・買い物・家事・通勤・立ち仕事・階段の上り下り・姿勢の維持など、いわゆる“生活そのものの動き”で消費されるカロリーです。

実は、1日の総エネルギー消費のうち約25~30%を占めるとも言われており、運動 習慣よりもはるかに大きい割合を持つ人も珍しくありません。つまり、痩せる・太りにくくなる・健康が安定するといった変化には、NEATが非常に大きく関わっています。

  • 「インナーマッスル=基礎代謝アップ」ではない。でも大事なのはそこではない。

ここは誤解が生まれやすい部分ですが、インナーマッスルを鍛えても筋量は大きく ないため基礎代謝そのものが劇的に上がるわけではありません。 しかし、インナーが働くことで身体の使い方が変わり、動く量そのものが自然に増える。この仕組みが非常に大きいのです。 流れを整理すると、こうなります。

インナーが働く→アウターマッスルが適切なタイミングで働く→余計な力み・不必要な筋緊張が減る→疲れにくくなる→動ける時間・動作量が増える→NEAT(生活活動量)が上がる。

つまり、インナーマッスルを鍛える目的は「静的な代謝を上げる」よりも “勝手に 動ける身体”をつくることにあります。

  • NEATの重要性:太っている人ほど低くなりやすい

さまざまな研究で、体重が増えている人ほどNEATが低い傾向があると報告されて います。 理由は単純で、身体が重いと動くことそのものが負担になりやすく、少しの動作で疲れやすいからです。

しかし、ピラティスで姿勢や呼吸が整い、インナーが働くようになると、

・歩行スピードが上がりやすい

・立っている時間が自然と増える

・階段がそれほど苦痛ではなくなる

・呼吸が深まり、疲れがたまりにくくなる

こうした“小さな変化”が積み重なり、日常生活の活動量(NEAT)が増える身体に変わっていきます。言い方を変えれば、運動していない時間にも、カロリーが勝手に消費される身体に近づいていきます。

  • 「気づける身体」になると、さらにNEATが伸びる

ピラティスに慣れてくると、身体の使い方や関節の動きに対して感覚が鋭くなります。
すると日常の中で、「今、股関節で支えてるかも」「ここ、肩に力み入ってるかな?」「お腹(コア)が使える位置ってこのあたり?」といった“体の使い方への気づき”が生まれます。

この気づきが生まれると、ただ歩くだけ・階段を上がるだけ・荷物を持つだけでも、「どう動いたら楽か」「どう使うと安定するか」を自然に調整するようになります。そうなると、日常の動きそのものが快適になり、結果として、

・少し歩こうと思える

・階段を使おうと思える

・座りっぱなしが減る

といった、行動量の変化につながっていきます。

  • まとめ
    インナーマッスルが働く動きが効率的になる→疲れにくい動きたくなる→動作量が増える(NEATが増える)→痩せやすい・太りにくい身体に近づく。

ピラティスは、「運動している時間」だけでなく「運動していない時間の代謝を変えるアプローチ」だと言えます。これはダイエットの成功率を大きく左右する、とても大きな価値です。

自律神経が整い、ストレス食いが減りやすくなる

ピラティスで行う 側方呼吸(ラテラル・ブリージング) は、横隔膜・肋間筋・骨盤底筋・肋間筋などの呼吸に関わる筋群を意識的に働かせ、胸郭全体を広げながら息を吸う呼吸法です。

このような“深くゆっくりとした呼吸”については多くの研究で、

  • 副交感神経の働きを高めやすい
  • 交感神経の過剰な緊張を和らげやすい
  • 心拍変動(HRV)の改善と関連する可能性がある

と報告されています。
マシンピラティスそのものが直接HRVを改善する、と断言するわけではありませんが、背骨の動き・体幹の安定・呼吸に同時に意識を向けることは、緊張しすぎていた身体・心を徐々に落ち着かせるサポートになりやすいと言えます。

こうした自律神経の安定は、食行動にも影響しやすいと考えられています。ストレスや疲労が強いと、脳は素早く手軽なエネルギー源、特に糖を求めやすくなるため、“甘いものがやけに欲しくなる”“気付いたら食べ過ぎている”といった行動が起こりやすくなります。

ピラティスの呼吸を習慣化することで、

・不安や焦りで間食してしまう回数が減る

・疲れた日の「ドカッと食べたい欲」が落ち着きやすくなる

・甘いものへの衝動が過去よりも緩やかになる

と感じる方が多いのは、こうした背景が考えられます。もちろんピラティスだけでストレス食いが完全になくなるわけではありませんが、「呼吸で自律神経が整いやすくなる→衝動的な食行動を抑えやすくなる」 という流れは、栄養や運動の専門家のあいだでも説明しやすいメカニズムです。

つまり、痩せるために我慢するのではなく、自然と衝動が落ち着き、食事との付き合い方が変わっていく。これこそが、マシンピラティスがダイエットの継続を支えやすい大きな特徴だと言えます。

適切な動きを習得できるため、有酸素運動や筋トレ の効果が最大化しやすくなる

マシンピラティスは、筋力を鍛えるだけでなく「動作学習」を中心に置いたトレーニングです。 ただ回数をこなすのではなく、身体をどの順序で、どの関節を、どの筋肉を使って動かすのかを丁寧に学習していきます。

特にマシンピラティスで重視されるのは、

「背骨の分節的な動きのコントロール」「肩甲骨の可動と安定のバランス」「股関節の分離と体幹の連動」 「呼吸とインナーのタイミング」

といった、運動効率とケガ予防に深く関わる基礎的な動きです。これらが整うことで、体の使い方そのものがアップデートされ、普段行っている有酸素運動や筋トレの結果が出やすくなります。

たとえば、以下のような変化が期待できます。

・腹横筋ONのタイミングが適切になる腹筋トレーニングの効率が上がり、下腹が締まりやすくなる。腰痛予防にも効果的。

・股関節がうまく使えるようになるヒップアップ、脚痩せがしやすくなる肩甲骨の可動性が向上背中の筋肉に刺激が入りやすく、背中痩せしやすい体幹の安定性ランニング中の揺れが減り、走行効率が上がりやすい。

つまり、マシンピラティスは単体でも効果的だが、他の運動の効果を底上げする役割も担う。実際にアスリートのトレーニングの補助やリハビリに広く採用されているのも、この「動きの質を上げる」という特性が評価されているためです。
痩せる・締まる・パフォーマンスが上がる。これらは「どれだけ頑張るか」ではなくどう動くかで大きく変わります。だからこそ、マシンピラティス動きの質を整える有酸素運動・筋トレ代謝や筋力を高める。という組み合わせはとても合理的です。
マシンピラティスは、他の運動の“ブースター(底上げ装置)” とも言えるのではないでしょうか。

太っている人がマシンピラティスを始める前に知っておくべきこと

マシンピラティスは非常に効果的な運動ですが、スタジオ環境や事前準備によって効果の 出方が大きく変わります。特に初心者の方は、ちょっとした選択や準備でつまずきやすいポイントがあります。ここで整理しておきましょう。

グループかプライベートか?自分のペースに合うレッスン形式を選ぶ

運動経験が少ない方には、プライベートレッスンがおすすめです。フォームの精度が結果を大きく左右するため、インストラクターから直接フィードバックを受けられる環境が重要です。

運動に適したウェアを選ぶ

太っている方は、動きを妨げない、体にきつすぎないウェアを選ぶことが大切です。ポイントは以下の通りです。

・伸縮性がある

・お腹や腰が苦しくない

・背骨・肩関節・股関節が動かしやすい

動きやすいウェアはフォームの精度に直結し、トレーニング効果を高めます。

食事管理もあわせておこなうことも重要

マシンピラティスだけで体脂肪を減らすのは難しいため、食事管理も意識しましょう。体脂肪を減らしたい場合は、以下のような工夫が有効です。

・たんぱく質をしっかり摂る

・夜遅い食事を避ける

・腹八分を意識する

・お菓子やジュースを控える

ピラティスで体を動かすことと食生活を組み合わせることで、より効率的に健康的な変化を促せます。

太っている人の体型別のおすすめマシンピラティスエクササイズメニュー

体型や悩む部位によって、重点的に取り入れるべきエクササイズは異なります。

下半身太りタイプの方におすすめのエクササイズ

原因:体型や運動歴などが原因で、立ち姿勢で太もも前ばかりに負担がかかる

・リフォーマーでのフットワーク

・ペルビックカール(ブリッジ)

・股関節周りのストレッチ

お腹ぽっこりタイプの方におすすめのエクササイズ

原因:骨盤後傾、肋骨開き、腹横筋の機能低下

・テーブルトップ、デッドバグ

・ハンドレッド(胸郭や呼吸を意識)

・ロールアップ

上半身が重いタイプ(背中・肩が太く見える)の方におすすめのエクササイズ

原因:胸郭の硬さ、肩甲骨が外転のまま

・ブリージング(胸郭モビリティ向上)

・ローイング

・スワン(胸椎の伸展をマシンでサポート)

太っている人が安心して通えるマシンピラティススタジオの選び方

ピラティスの効果や継続率は、スタジオ選びに大きく左右されます。特に体型に不安がある方は、次のポイントを押さえておくと安心です。

初心者への説明が丁寧か

背骨・呼吸・骨盤の使い方などを、誰でも再現できる言葉で丁寧に説明できる指導者が理想です。
正しい理解と動作習得が、ピラティスの効果を最大限に引き出します。

体格に関係なく使えるマシンが揃っているか

大柄な方や体重がある方でも安心して使えるマシンが揃っていることも重要です。
具体的には以下のポイントを確認しましょう。

・経験が豊富なインストラクターが在籍しているか

・リフォーマーの耐荷重が十分か

・キャリッジの幅が体型に合っているか

・スプリングの調整幅が広く、個々の負荷に合わせられるか

これらが整っていると、大きな負荷がかかることなく安全にトレーニングでき、安心感につながります。

 

まとめ:マシンピラティスは太っている人が“変わる” ための最強の運動

ここまでの内容を整理すると、ピラティスは決して「痩せるためだけの運動」ではありません。しかし、次のような効果を総合的に得られる運動は非常に少ないです。

・姿勢改善

・動作効率の向上

・NEAT(非運動性熱産生)の増加

・自律神経の安定

・関節保護

・トレーニング効果の最大化

つまり、ピラティスは“痩せる準備が整った身体”を作るための最強のベーストレーニングといえます。
太っている方が運動を始めたいと思ったとき、最初の一歩として非常に向いている運動です。
正しい環境と指導のもとで始めれば、安全に、そして効率的に体を整えることができます。

この記事を書いた人

田中 佑亮(スケ)
2012年にピラティスを学び始め、大手スタジオで指導・店長経験を経て、2019年から独立。
◆資格BASI pilates comprehensive

ピラティスを軸に、パーソナルトレーニングやハーモニー体操も取り入れながら、無理なく体を整えるサポートを行う。
「体の感覚を取り戻す」ことを大切に、年齢や運動経験に関係なく、誰でも変化を感じられるレッスンを提供している。

Instagram:https://www.instagram.com/suke_pilates
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